構造大好きミ介です。
この記事は太い柱を使うメリット、デメリットを紹介して、皆さんの適切な判断にが出来るように解説します。
木造のハウスメーカーの話を聞くと、普通は3.5寸(105mmx105mm)だけど、うちは4寸柱(120mmx120mm)なので強いんですよ。という、メーカーが有りますよね?
確かに太いから強そうだけど、本当なのかなど解説します。
正直私としては、あまりメリットがないと考えています。
Contents
太い柱を使うメリット
メリットは確かにありますが、正直あまり意味がないものが多いのできちんと解説します。
4寸柱は3.5寸柱より強い。とはいうものの、、、
単純に柱のサイズが大きい為、1本当たりは確実に強くなります。
とはいうものの、建物は柱を何十本も使います。
設計の際に無駄に柱を入れることはしない為、1本当たりを強くした分、本数は少なくしている可能性が高いです。
柱は建物の重さを負担しているだけなので、単純に強さx本数でざっくりと考えられます。
イメージとして3.5寸だと10(強さ)x20(本数)=200。4寸だと13(強さ)x15(本数)=195というように、単純に太い柱だから強くなるという訳ではない為、すべての柱を太くする意味はないと考えています。
耐火性がある。とはいうものの、、、
柱が大きい分燃えた際、炭化した部分で炎が遮られる為、耐火性があります。
これによるメリットは建物が燃えた際に崩れるまでの時間が長くなります。
正直建物が燃えて炭化したフレームが残っても寂しいだけな気が、、、、
火災の事を考えるのであれば、そもそも燃えない内装や外装(不燃材料等)を用いて、燃えづらくした方が、意味があると考えます。
以上、太い柱を用いることでのみ得られるメリットは通常の住宅ではないと、私は考えています。
太い柱を使うデメリット
部屋が小さくなる
太い柱を使うと壁厚が太くなり、僅かですが部屋が小さくなります。
やっぱり部屋は少しでも広い方がいいですよね。
(だから、とあるハウスメーカーは小さく感じさせないようにメーターモジュールなんだろうなぁ、、、と思っています。)
コスパが悪い
柱が太くなると、それと接続する梁、土台、基礎の幅も太くしていく必要が出てきます。
住宅であれば、通常太くする必要がない所まで太くしていくことになるので、不要なコストがかかり、コスパが悪くなります。
太くなるから、強くなっていいと考える人もいますが、梁を強くするなら幅を太くするより、高さを高くする(一般的に梁せいを上げるといいます。)方が効率的に強くなるので、コスパが悪い方法で強くなっています。
強くするなら細いまま梁せいを上げた方がコスパがいいので、細い柱の方がコスパがよいと考えます。
太い柱に対する勘違い
柱を太くしても地震に強くはならない
柱を太くすると地震に強くなると勘違いをされてい方がいますが、それは勘違いです。
木造住宅が地震に主に対抗するのは、筋交いや耐力壁の部分です。
柱が細くても、筋交いや耐力壁がしっかり入っていれば、地震に強い建物になります。
地震に強い住宅にしたい人は筋交いや耐力壁の量、壁倍率にこだわってください。
柱の大きさに関するメリット、デメリットのまとめ
この記事で私が伝えたかったことは下記のことです。
・4寸柱は3.5寸柱より強い。とはいうものの、全体で考えると強くなっていないかも。
・耐火性がある。とはいうものの、火事に合うと炭化したフレームが残るだけ。仕上げを変えた方がいいのでは?
・部屋が小さくなる。
・コストが割り増される。
・柱を太くしても地震に強くはならない。
結論としては、柱を太くする大きなメリットはないと考えています。
以上!住宅選びの参考になれば、幸いです。